豊島区歯科医師会主催「令和4年度第1回学術講演会」開催日7月21日(木)

豊島区歯科医師会主催「令和4年度第1回学術講演会」開催日7月21日(木)

開催日時(ハイブリット開催)

7月21日(木)19時30分~

開催場所

豊島区歯科医師会 会館 3 階・ホール 〒170-0005 豊島区南大塚2-37-1 電話:03-3946-7696

※今回は、会場での「リアル開催」と「WEBLIVE配信」のハイブリット開催となります。

講 演

講師:東京医科歯科大学大学院 生体補綴歯科学分野 教授 若 林 則 幸 先生

演題:『臨床例で考えるパーシャルデンチャー -保険導入された磁性アタッチメントを中心に-』

講演要旨

高齢になっても歯を残せる人が増えた.これに伴い無歯顎の高齢者が減少する一方で,85歳以上の超高齢者で46.3%の人がパーシャルデンチャーを装着し,その割合も増加している.パーシャルデンチャーの臨床は,引き続き歯科診療の重要な部分を占めており,さらに重度の歯周炎を併発したり,すれ違い咬合であったり,さまざまな咀嚼習慣や咬合習癖を持つなど,基本的なパーシャルデンチャーの設計原則だけでは対応が難しい症例が増えている.
一人ひとりの患者さんが最も必要とするパーシャルデンチャーの設計とメインテナンスを通して,痛みがなく噛めて,違和感が少なく,特別な材料を使わなくても外観の優れた義歯を提供できることは,歯科医師にとって重要な責務と考えられる.講演ではまず,パーシャルデンチャーの設計を行う上で必須の原則をわかりやすく解説する.パーシャルデンチャーに不可欠な支持,把持,維持それぞれの機能を実現するための実践的なアイディア,支台歯に負担とならな維持装置の設計方法を供覧する.できるだけ多くの典型的な,または典型的ではないが示唆に富むパーシャルの症例を供覧し,様々な症例に対する解決方法について,あらためて一緒に考えたい.
さらに,最近保険導入された磁性アタッチメントの使用方法,適応症,禁忌などについて情報を共有し,臨床例とその術式についても詳しく触れたい.複数の症例の治療方針と設計を体得することにより,パーシャルデンチャーによる対応力の一助となるようにしたい.

対象者

東京都歯科医師会:正会員、準会員

参加費用

無 料

申込方法(必ず事前申込が必要です)

豊島区歯科医師会へ 電話・FAX・メール にてお申込み下さい。

電話:03-3946-7696 FAX:03-3941-2544 メール:BCK00324@nifty.com