豊島区歯科医師会 会長より
公益社団法人・東京都豊島区歯科医師会は豊島区内で歯科医療に従事する歯科医師が豊島区民の歯科保健の啓発と普及を目指して、その理念のもとに集い、昭和22年から社団法人として、さらに平成22年より全国の医療系団体で初の公益認定を受け公益社団法人として活動しています。
これまでに豊島区行政と共に地域歯科保健・医療や学校歯科保健活動を積極的に推進してきました。特に豊島区では口腔保健センター「あぜりあ歯科診療所」を中心とした地域保健活動を展開するという、全国的にも珍しいシステムを導入しています。また、医師会、薬剤師会、看護師会といった多職種との連携ネットワークも確立しています。
こうした仕組みを生かして地域包括ケアシステムの中での高齢者への口腔保健や訪問歯科診療や感染症対策、災害時の医療体制の構築、また、学校保健活動を介した歯科保健教育など、ライフサイクルに沿って包括的に歯科保健のニーズに対応できるよう活動を展開しています。
今後は医療機関単独で完結する歯科医療から地域の医療資源を活用した地域完結型歯科医療が求められています。そのために豊島区歯科医師会は公益社団法人として、行政や医療・介護系関連団体、高次医療機関との関係をさらに充実させ、区民にとって安心・安全で健康に暮らしやすい地域づくりの一翼を担っていく所存です。
公益社団法人 東京都豊島区歯科医師会
会長 高田 靖